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イメージングで感情を整える方法

イメージングとは

イメージングという言葉聞いたことがありますか?

辞書でイメージングを引くと、資料を画像化・視覚化することとあります。

主に、情報技術や医療分野で使われる用語で、機械的操作により、対象物を、画像化、視覚化することですが、イメージングにより、視覚化することは、人の意識を変えることにもずいぶん効果があります。

イメージング(英語: imaging)とは、試料の情報を様々な方法で測定して画像化・視覚化すること。あるいはそれに用いられる技術。レントゲン写真はX線イメージングの一例である。情報技術や医療分野でよく用いられる。

ウィキペディア(Wikipedia)

イメージングにより出来ること

このイメージングの技術を、自分自身で使うことで、様々なことが可能になります。

  • スポーツなどでイメージ通り行動することが出来やすくなります
  • 目標を、はっきりイメージングすることで、目標が叶いやすくなります
  • 美しい風景や、成功したことなどをイメージすることで、気持ちが落ち着いたり、明るくなったりします。

レモンをイメージしていただくとわかりやすいのですが、レモンをリアルにイメージできる人は、レモンをイメージするだけで、口の中に、唾液がでてきます。

これは、人間のイメージする力は、脳内ホルモンにさえ、影響を与えているものと考えられます。

また、朝、太陽の日の光を浴びたことがありますか? 

どんな気持ちがしましたか?

太陽の光を浴びると、身体がほぐれ、とても気持ちよくなることがわかると思います。

光によって身体感覚が良好化し、良い身体信号によって扁桃体が心地よい感情を発生させていると言うことなのです。

ただし、この心地よさは、光を実際に浴びなくても、体験できます。

30年以上にわたってハーヴァード大学で心理学教授を務め、スタンフォード大学の行動科学先進研究センター長などを歴任した認知神経科学者のスティーブン・コスリンは、視覚的な心的イメージの性質から認知の神経基盤まで幅広いテーマに関する300本以上の科学論文を発表しています。

その中で繰り返し述べていることが、私たちは実際に体験したことと、その体験をイメージした時に、脳内では同じ部位が反応していることです。

このことは、イメージすることと、体験することは、脳内では、同じということです。

当研究所では、多くのクライアントの方に、各種のイメージングを、実施いただいていますが、ほとんどの方がその効果を実感していらっしゃいます。

  • なんかよくわからないが、気持ちよくなった
  • 心が落ち着いてきた
  • もっとイメージ力を高めたい など

このように、適切なイメージングを行うことで、様々な効果が得られます。

イメージングのコツ

  1. 臨場感を持ってイメージすること
  2. 深い呼吸をしながらイメージすること
  3. 深いリラックスをしながらイメージをすること

臨場感を持ってイメージすること

光を浴びるとか、滝で水を浴びるとかの体験をして、爽快感を得ようとすると、やはり一番のポイントは、実際にその場に行って、実際に経験をしているように、臨場感を持ってイメージすることが大切です。

臨場感を持ってイメージするためには、5感をフルに発揮させてイメージすることで、可能になります。

例えば、視覚的なイメージはもとより、川のせせらぎが聞こえる(聴覚)とか、花の芳しい香りがする(臭覚)とか、風を感じる(触覚)とか、甘い林檎をかじった(味覚)などの、5感を、自然に感じられるようなイメージをすることで、より臨場感が高まり、リアルな体験ができるようになります。

深い呼吸をしながらイメージすること

よりリアルなイメージをすることにより、イメージングの効果は高まりますが、そのためには、脳波を、ベータ波から、アルファ波、シータ波にすることが望ましいです。

脳波がアルファ波から、シータ波に近くなっている状態においては、脳内でイメージ誘導されている情景を、実際の出来事のように感じることが出来るため、気持ちよく感じるイメージを思い描くと、そのイメージを実体験のように経験することができます。

そして、実体験のように経験されたイメージが、脳内の感覚を受け取る部位である扁桃体に作用し、記憶を司る海馬に情報が移って、リアルな記憶として書き込まれます。

深いリラックスをしながらイメージをすること

深いリラックス状態になるために、効果的な方法として、自律訓練法があります。

自律訓練法とは、1932年に、ドイツの精神科医シュルツ博士が考案した自己催眠法であり、治療技法です。

ストレスの緩和、安眠を促す、心身症・神経症などの改善に効果があります。

身体に意識を向けて、緊張を緩め、深いリラックスを得ることによって、
安眠が促され、ストレスが緩和されて、心身症、神経症などの改善に効果があります。

呼吸法や自律訓練法を行うことによって、段々と脳波をシータ波(半分眠っている状態の脳波)に近い状態にすることができるようになります。

イメージングの方法

イメージングは、対象物をイメージするということですので、どなたでも、出来ますが、その効果を高めるためには、上記の3つのコツを意識しながら行うことで、より効果の高いものになります。

イメージに誘導してくれる音響音声を聞きながら、イメージすることで、自然に、深い呼吸、リラックスを行った上で、臨場感を持ったイメージが描けることになり、以下のことが可能になります。

  • スポーツなどでイメージ通り行動する
  • 目標を、はっきりイメージングすることで、目標が叶う
  • 美しい風景や、成功したことなどをイメージすることで、気持ちが落ち着いたり、明るくなったりする。