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ヴィパッサナー瞑想とは

ヴィパッサナー瞑想とは、2500年以上も前からインドで行われている"ありのままを見る"という意味の瞑想法だ。

お釈迦さまも、この瞑想法を彼の中心的な瞑想法として人々に勧めていた。

なぜならば、人が、人生の苦しみから脱するのに一番適していると考えていたからだ。

人の苦しみとは、怒り、不安、恐怖など心に感じるものと、病気、怪我などの体に感じるものがある。

まず心の苦しみについて、 人の心に、怒りなどの感情が生じると、理性的ではない多くの人はその怒りの感情をなだめようと、相手にぶつけ当たり散らし発散し、自分だけでなくまわりも巻き込み苦しみの中に引き込んでゆく。

ある程度、理性的な人であっても、怒りなどの感情を発散せず押し殺して心の中に押し込める。

そして、さらに自分の心の中に闇を作り、まわりへの悪影響のある言動を無意識に行う。

感情を、発散しようが、押し込めようが、どちらにせよ、苦しみは苦しみを増してゆく。

次に体の苦しみ、 ほとんどの病気が、心の問題から生まれている。

それも多くは、理性で感情を押し殺していると起こる。

怒りを我慢し続けて、ガンになったり、不安が募りストレスが溜まり胃潰瘍になったりする。

それでは、この心と体に生じる苦しみから脱するにはどうすればいいのか?

その答えが、ヴィパッサナー瞑想なのだ。

 

ヴィパッサナー瞑想の効果

心の中には、いろいろな感情があり、その感情から生まれる思考がある。

この感情と思考の、"あるがままを見る"のだ。

多くの感情は、心の奥深くに抑圧され押し込められている。

その抑圧された感情の"あるがままを見る"のだ。

その抑圧された感情がどのようなものであり、何が原因で、どうしてそうなったのかの"あるがままを見る"のだ。

そうすると、抑圧されていた感情が、心の表面に浮かび上がり、光りを浴びて、理解が生まれ、納得に昇華されることで、自然に消えてゆく。

では、次にどうすれば、自分の心の深くにある感情と思考を"あるがままを見る"ことができるかにつてお話ししよう。

ポイントは、呼吸と感覚だ。 ヴィパッサナー瞑想では、自然に呼吸をしながら、その呼吸や感覚のわずかな変化に意識を向けてゆく。

抑圧された感情のあるがままを見ようとしてもなかなか本当のところは見えてこない。

だから、呼吸と感覚に意識を向けて、その変化から、自分の心の底に隠れている抑圧された感情がどのようなものかを知ることができるのだ。

潜在意識の奥に抑圧された感情は、あるがまま見ることにより、心の表面に浮かび上がり、自然に消えてゆく。

もうその感情により、恐怖や不安に悩まされ、過食や、拒食、鬱病、依存症などに悩まされることもなくなる。

ただし、この呼吸と感覚に意識を向け、潜在意識の底に隠れている感情や思考を見つけ出すのは簡単ではない。

それなりの訓練が必要になる。

 

ヴィパッサナー瞑想の仕方

それでは、ヴィパッサナー瞑想の仕方をご紹介しよう!

まず、第一に、呼吸による気づきは、アーナパーナサティといわれる瞑想法が、多くの場合用いられる。

この呼吸法により、静かな澄み切った心の状態を作り出したあと、感覚により、心のあるがままを知る瞑想であるヴィパッサナー瞑想を行うことができるのだ。

基本的な方法は3つある。 立つ瞑想、歩く瞑想、座る瞑想だ。

基本は、どの瞑想も、体や心の動きを実況中継していくことで、感覚を見出し、その感覚から、心のあるがままを知る。言葉を声に出すのではなく頭の中で動きを実況中継してゆく。

そして体の動きと言葉の実況を同時に行い、動きと実況をシンクロさせて行う。

1.立つ瞑想

まず座っている姿勢から立ち上がってゆく。

できる限りのスローモーションで動きながら、手や足など身体の動作を逐一、微妙な動きも体の感覚をじっくり感じながら実況中継する。

どこか痛くなっても、放っておき、動く速度が変えない。

最初に座る座り方や立ち上がり方はいつも行っているやり方で構わない。

立ち上がったら、脚を広げ、手を組み、また元のように、座る。

 

2.歩く瞑想

背筋を伸ばしてから歩く。

上半身は全く動かさないで、下半身だけ、足だけを動かす。

外から見たら普通に歩いているだけだが、しかし頭の中は違う。思考していない。

ただひたすらに実況中継する。 右足にあげる 運ぶ 下ろす 左足あげる 運ぶ 下ろす そういうふうに、30分から1時間ぐらい歩き続ける。

自分の好きな歩幅で、好きなスピードで歩く。

 

3.座る瞑想

お尻に力を入れる。 お尻をちょっと後ろに突出して、腰をしっかり定める。

骨盤から頭のてっぺんまで伸ばす

伸ばす伸ばすと実況中継しながら背筋を伸ばす 力を抜く 頭のてっぺんからゆっくりと意識を下げてゆくと力が勝手に抜けてゆく。

胴体を前に倒す。

上半身をそのままに頭を動かさず、骨盤から胴体を前に30度倒す。

目を閉じる。

まぶたは瞬時に閉じますが、言葉のほうは、目を閉じます、目を閉じます、目を閉じますと大体20回ぐらい繰り返す。

上半身をあげる。

骨盤で体の重さを感じながら、背筋と頭を真っ直ぐにしたまま、胴体を起こす。

体を固定する。

上半身がまっすぐになったら体を固定する。固定します、固定しますと3回唱えて体を固定する。

深呼吸 深呼吸は胸を右は動かさないようにして、下腹部だけでする。

お腹を膨らませて、縮ませる。

その時の実況中継は、吸います、吸います、吸います、吸いますと唱えてと唱えて下腹部いっぱいに吸う。

次に吐きます吐きます吐きます吐きますと唱えて全部吐き出す。

その時も下腹部以外の部分が動いたり、背骨が曲がらないように気をつける。

何もしないで待つ ここでも、大体20回ぐらい待ちます待ちますと実況中継する。

体がリラックス状態になって、自然に呼吸できるようになる。

下腹部の膨らみ、ちじみを実況中継 そして、下腹部に意識を集中して、下腹部の感覚を感じる。

お腹が膨らむ、縮む、という感覚が、だんだん鮮明に感じられるようになってくる。

客観的に、ありのままに、体に現れる感覚を確認することが重要だ。

雑念とか妄想が出てきたら、雑念雑念雑念と3回言ってカットしてゆく。

怒りとか悲しみとか落ち込みと言うような感情が出てきたら怒り哀しみ落ち込みというような言葉でただ何も判断しないで実況中継する。

体の感覚も実況中継する。

痛みであれば痛みと3回唱え、しびれであれば痺れと3回唱える。

終わるときにはもう一度、深呼吸する。

吸います吸います吸いますと3回唱えて、吐きます吐きます吐きますと3回唱える。

目を開けます、目を開けます、目を開けますと3回唱えて目を開け終わる。

それぞれの感覚のみを、感じて、その場では、なんの判断しないで、その感覚を詳細に感じることだ。

そうすると、自分の感覚の傾向がつかめてくるので、そこで、その感覚のあるがままを見る。

この時、また、呼吸による気づきの瞑想アーナパーナサティと合わせて行うことでより深い洞察が生まれる。

 

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