1.エソテリックプラクティスとは
エソテリックプラクティスとは、イエスキリストが、弟子に秘伝として教えていた瞑想とエクササイズであり、近年、ギリシャのダスカロスにより、多くの人に伝えられるようになった。
ダスカロスこと、スティリアノス・アテシュリスは、まだ日本ではそれほど知られていないが、スピリチュアリズムに関わる人々の間ではザ・ヒーラー(世界一のヒーラー)であり、20世紀における最も偉大な霊性の教師と呼ばれ最大限の尊敬を集めている人物である。
ダスカロスは生涯を通じて無償で多くの人々を癒し、無条件の愛を示し続けたヒーラーであり、霊的な心理を教え続けた教師だった。
ダスカロスは、幼少期から目に見えないガイドと会話し、またごく自然に他人の考えていることがわかったという。卓越した意見を述べて大人を驚かせることも多く、小学校で既に先生たちの学問上の問題を助けることもあったそうだ。
すべての過去世を覚えていたダスカロスは、ギリシャ語、トルコ語、ラテン語、英語、フランス語など数多くの言語に通じ、イギリスに留学した際には、哲学博士と神学博士、その他の学位も取得している。
ダスカロスが立つことすらできなかった小児麻痺の子供を歩かせたり、再起不能なまでに変形した背骨を再生するなど、奇跡のようなヒーリングを行うこともできた。
しかし、ヒーリングは聖霊によってなされるもので、自分はそのチャネルに過ぎないと考えるダスカロスは、大勢の人を癒しながら決して謝礼や治療費を受け取ることがなかったという。
彼の家はそんな噂を聞きつけた人で溢れ、ときには80人以上の人々が癒しを求めてやってくることもあったが、ダスカロスはどんな時も拒むことなく人々を受け入れ、神聖なる計画の一部である本人のカルマが許す限り、その人は必ず癒された。
彼が行う驚異的なヒーリングを目にして奇跡だと騒ぎ立てる人も少なくなかったが、そんな時、決まって助かることは奇跡でも何でもない。自然の法則を知っていれば、誰にでもできることなんだと語り、また人々が感謝しようとすると、いつもこう言って遮りました。私ではなく、神に感謝してくださいと。
(出典:エソテリック・プラクティス キリストが遺した瞑想法とエクササイズ 著者 ダスカロス ナチュラルスピリット)
2.キリストが遺した瞑想法とエクササイズ
ダスカロスのよって、書かれたこの瞑想法は、専門用語が多く初心者には大変難解なものであるので、ここからは、私の言葉で、概要をお伝えする。
この瞑想法の目的は、絶対無限の存在、(神と考えても、宇宙真理と考えてもいい絶対で無限の何らかの存在)につながる自分の持っている本来のパーソナリティを、より光り輝くものにしていこうという事であり、そのためには、転生の中で、苦労している現在のパーソナリティを、しっかり見つめ、良くしていくことである。
そのためには、日々の行動規範として7つの約束を守り、内省を中心とした瞑想により、現在のパーソナリティを、透明なものにしゆく。
そうするための瞑想法とエクササイズが、聞きながらイメージングできるような言葉でで、具体的に書かれている。
基本的に言えば、自分の肉体と、自分の肉体のまわりにあるエーテルダブルを、イメージの力で、浄化してゆく。
具体的方法としては、パターンド・ブリージングと言われる呼吸法と、各種エーテルを駆使したイメージングにより、肉体やエーテルダブルに活力を与え、良くしてゆく。
各種エーテルとは、刷込み、感覚、運動、創造と呼ばれる4つのイメージングの基本技術であるが、このイメージング技術により、イメージの中で、存在を認識し、感覚として感じ、そのエネルギーを感じ、新しい存在を作り出してゆく能力を作り出してゆくものだと考えていただければ、だいたいの概要がわかると思う。
真理とは、不思議なもので、キリストよりもはるか昔に、人々に真実を解かれたお釈迦さまも、その瞑想法の中で、基本的にはほとんど同じような呼吸法や、イメージングによる感覚の理解や、動きの理解や、そのあるがままを知ることにより、思考や、感情を、意のままに操る方法を示しておられる。
具体的な手法や用語はかなり異なるが、この2大宗教の創始者の方法論には大きな違いはない。
詳しくは、下記の書籍に具体的に書かれているので、ぜひお読みいただきたい。この2冊により、キリストの瞑想法の具体的な仕方がはっきりとわかる。
エソテリックプラクティス 瞑想法とエクササイズがすぐできるように、簡単な理論と、イメージングのための言葉がまとめてある。
エソテリックテーチング 理論的に詳しく書いてある。
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