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ミラーニューロンを使い、イメージトレーニングの効果を高める方法

ミラーニューロン
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1.他人の行動を頭の中に“写す”神経細胞ミラーニューロンとは

人の脳内には、860億個の神経細胞ニューロンがあり、認知、感情、記憶などの領域にはニューロンがたくさん集まりネットワークをつくることで機能している。

これらのニューロン達は、いろいろな役割を持ち、それぞれ相互に関わり、指を動かしたり話したりするなどの行動は、すべて、これらのニューロンが筋肉などに指令して行っている。

具体的に言うと、例えばボールを投げるためには、

  1. 投げる相手は誰なのかを知る     (認知)
  2. どれくらいの距離を投げるのかを知る (認知)
  3. どのくらい強く投げるのかを決める  (感情)
  4. どの筋肉をどう動かすかを決めて   (判断)
  5. 実際に筋肉を動かす         (行動)

つまり、ボールを投げる行動は、脳の中の行動に関わるニューロンだけではなく、認知や、感情や、判断に関するニューロンが働き、そして、最後にニンニクなどを動かす行動を指示するニューロンが行うように、すべてが相互のかかわりを調整しながら行っているのだ。

それでは、ミラーニューロンとは一体どういうものだろうか?

ミラーニューロンとは、他者の行動を自分の脳内で(ミラー)のように写し出す神経細胞のことだ。

発見は、今から約20年前、イタリア・パルマ大学のリツォラッテイ教授が率いる研究グループが、サルの脳の運動前野(運動するために必要な領域)に電極を刺し、ある実験を行っていた。

ここには手や指を動かす神経があるが、サルはまったく手を動かしていないのに、研究者が手で何かをつかむ姿を見て、サルの手を動かす神経が反応したのだ。

無意識のまねによって、相手の行為の意味を理解しようとしたと考えられている。

ミラーニューロンとは、相手の起こした行動を自分の頭の中でシミュレートする、すなわち相手の行動を頭の中に“写す”神経細胞のことといわれている。

2.人がしていることを脳の中で追体験するミラーニューロン

脳の中に写し出すだけでなく、受けた側にも同じ行動を起こさせることもある。例えば、スポーツ番組に見入ってしまって、気が付くと選手と同じ動きをしていた・・・という経験をしたことがないだろうか?

人間には無意識に動作をまねる性質があって、まねすることで動作の意図や意味が深く理解できる。

ミラーニューロンは、人の心を読む脳機能を発見したと、神経科学以外の分野からも広く注目を集めた。

アメリカのラマチャンドランという神経科学者などは、「ミラーニューロンの発見は、心理学・脳科学の分野において、DNAの発見に匹敵するものだ」とコメントしたほど、すごい発見だったのだ。

3.ミラーニューロンを使い、比較的容易に追体験ができる

一流のスポーツ選手や、優秀なビジネスマンにおいては、もう当たり前のことになっているが、うまくいく必要がある状況をイメージし、その状況の時に、どのように行動すればいいかを、イメージトレーニングすることで、その状況になった時に、自然にイメージどうりの行動ができるようになる。

このイメージトレーニングは、効果の高いものにするためには、

  1. 状況を俯瞰してイメージすること
  2. 認知、判断、行動を連携させてイメージすること
  3. 感情を排除して、行動をはっきりイメージすること
  4. 繰り返し何度もイメージすること

これらが、とても重要になる。

賢明な読者は、もう気づかれたことと思うが、一般に行われているイメージトレーニングを行うよりも、ミラーニューロンを使ったイメージトレーニングの方が、より高い効果を持ったトレーニングが可能になる。

すなわち、他人でイメージした方が、失敗経験による感情が入らず、

  1. 状況を俯瞰してイメージできる
  2. 認知、判断、行動の連携が容易にイメージできる
  3. 失敗体験や、成功へのあせりなどの感情が入らず冷静にイメージできる
  4. 対象を簡略化することで、簡単に、繰り返しイメージできる

このように、成功するためのイメージトレーニングの効果を高めるためには、ミラーニューロンの活用が効果的と考えられている。

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