本質を観る洞察力を高める方法

本質を観る洞察力を高めるためにすべきこと

物事の核心に入る

洞察力とは、観察力、集中力、注意力を使い、対象が持つ関係性、原因と結果、プロセスを見ることだとご説明した。

このような洞察力を高めるうえで、まず最初にするべきことは、対象である物事の核心に入るということだ。

物事の核心に入るためには、

対象のイメージを鮮明に、そして完璧にすることができるようになれば、あなたは物事の核心に入り込めるようになる。物事がありのまま見えるようになるからだ。あなたは集中力を高める方法をイメージを鮮明に、そして完璧にすることで学んでいるのだ。それは、集中する対象が人間であっても、ビジネスの企画、健康、大好きな花、理想、その他の人生の問題、何であってもそのプロセスは同じだ。

あらゆる成功は、イメージを鮮明にして、目指す対象に粘り強く集中することによって成し遂げられてきたのだ。

そして、さらに、深く核心に入り、注意力を高めてゆく必要がある。

その注意力を呼び覚ますのは関心だ。関心が強ければ強いほど、注意力も大きくなる。注意力が大きくなればなるほど、関心や反応も大きくなる。注意を払うことから始めていただきたい。そうすればやがて関心を目覚めさせることになる。その関心がより多くの注意を引き寄せ、それが更なる関心を生み出すという具合に続いていく。こうした訓練で、注意力を養うことが可能になる。

物事の本質が見えてくる

このように集中し、注意力を向けることで物事の核心に入ってゆくと、対象の物事のもつ本来の状態がみえてくる。

そして、対象に対して愛を与えることだ。愛を与えれば与えるほど、どんどん敏感になり、注意深くなる。愛は完璧な敏感さをもたらす。まわりにある愛するものにできるだけ気づくよう毎日意識的に努力すれば、あなたはより微細で敏感になることができる。

さらに、絶対叡智である宇宙意識から閃きという名の愛を受け取ることだ。あなたの精神と心がより純粋で清らかであればあるほど、叡智が降りてくる。あなたのインスピレーションが敏感になり、イマジネーションが冴えわたる。その結果、対象の物事の本質である関係性、原因と結果、プロセスが見えてくるようになる。

これが、本質を得る洞察力を高める方法だ。

超感覚を身に着ける

人には、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚という５つの感覚がある。この５感は大変すばらしいものだが、多くの識者がいうには、近い未来に、これらの5感を超える5つの超感覚を身につけた新生の人類が現れるという。ちょっとオカルトチックなお話になり恐縮だが、これらのことには、科学的根拠は今のところないが、私も、そのように感じている。

ちょっと話はずれるが、科学的根拠と言っても、現代においても、重要なことの多くは科学的に解明されていない。例えば、なぜ電気の刺激で物を動かしてしまうほどの磁場つくられるのか、なぜ北と南に２極化するのか、じゃあ、それが大きくなったものが重力なのか、ニュートンが発見したと言いう重力はなぜりんごを引き寄せるのか現象が発見されただけで、その原因はまったくわかっていない。また、渡り鳥が、大移動する時には、何らかの磁場を元に行く場所を特定するのではないかという仮説はあるが、そのメカニズムもまったくわかっていない。

また、人間の聴覚は、超低周波と高周波と言われる音は聞こえず、聞こえるのは、その間の音だけだ。さらにそれらを超えた波動があり、それは現代科学の機器類でも感知できないものがあると考える方が普通ではないだろうか？

人間には、５感を超える超感覚が生まれつつあり、それが、人間の生き方すら変えるかもしれないというのも、どんな科学者も絶対ないとは言えないのではないか。

現在でも多くの人々は、超感覚の萌芽は持っている。例えば、お風呂に入ったり、徹夜をしたりすると素晴らしいインスピレーションが降りてくるとか、なんとなく今日いいことがあると思ったら本当にいいことがあったとか、さらに、第六感ではないが、何となく危険を感じたり、視界に入っていないものが見えるような感じがしたりすることなどもよくある。

これらの超感覚の萌芽をトレーニングによってより敏感な感覚に変えてゆくことで、あなたは本質を知る洞察力は高まり、さらに、あなたはできることは増えてゆき、あなたの未来はとても明るくなる。