胸式呼吸と腹式呼吸の違い
人が自然にしているのは胸式呼吸と言い、息を吸う時に肺が広がる呼吸法です。
自然に、ではなく、意識的に胸式呼吸をしようとして息を吸い込んでみると、
どうでしょう。
ろっ骨を広げ肺を横に広げようとする意識になり
首から肩、胸、上腕に力が入り緊張した状態になってしまいます。
イメージ療法のワークで行う腹式呼吸では
肺の下のお腹の方に吸い込んだ息が入っていくようイメージをします。
すると、息を吸うと横隔膜が下がり、身体がリラックスした状態になり、
深い呼吸ができるようになります。
具体的な腹式呼吸の仕方
具体的なやり方をご説明します。
よく吸うためにはまず息を吐く事から始めます。
心臓の鼓動(平均60~90回/分)に合わせて行います。
まず、口からゆっくりと息を吐き、口を軽く閉じます。
次に、鼻からゆっくりと息を吸いますが
その息はなめらかにお腹の方へ流れていきます。
すんーんーんー
息を止めずに今度は、
口から優しく、かつ、しっかりと吐きます。
ふぅーうーうー
これを繰り返します。
ワークの音声誘導では、
「 吸って 」とか「 吐いて 」とだけ合図します。
息の吸い方、吐き方は、上記の説明を参考にしながら、
腹筋を意識し呼吸をしてみてください。
息を吸ったら風船みたいにお腹が膨らむイメージ、
息を吐いたらお腹と背中がひっ付くイメージ、など、
ご自身のオリジナルのイメージができるくらいに
繰り返し行ってみてください。
呼吸数について
吐く+吸うで呼吸1回とすると、
人間の平均的な呼吸数は、1分間あたり12回〜15回です。
1呼吸5秒、1呼吸4秒、です。
理想的な呼吸数は、1分間あたり4回〜5回です。
1呼吸15秒、1呼吸12秒、です。
この理想的な呼吸ができているときに、人の心と身体は最もリラックスすると、
近年の脳科学研究により証明されています。
マインドインスパイアでは、1分間あたり5回呼吸する6・6呼吸法を
「脳波がシータ波になり、イメージングをより効果的に行える状態」
としています。
ワークのための誘導音声ファイルでは、吐いて吸っての合図をおおよそ6秒ごとにしています。
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