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集合的無意識の持つ無限大のパワーを活用する方法

集合的無意識とは

集合的無意識とは、ユングが提唱した分析心理学のなかで、最重要な用語だ。

ユングは、潜在意識には、個人的無意識と集合的無意識の2つの領域があり、個人的無意識は、個人の経験をもとにできた意識であり、集合的無意識というのは、個人の枠を超え人間の無意識の深いところで、他の意識とつながっている意識と説明している。

  • 個人的無意識=個人の経験の蓄積により出来た意識
  • 集合的無意識=個人の枠を超えた意識につながっている意識

他の意識というのは、家族だとか、もっと大きくコミュニティや、さらに、民族、そして人類、最終的には、宇宙の意識とさえつながっている領域が、個人の潜在意識の深いところでつながっている意識のことを言っている。

家族、コミュニティ、民族、人類のそれぞれのグループの中に、それらのグループの構成員が、時代を超え経験して、学び、作り上げてきた人々の心の中にずっと存在しているイメージの原型(アーキタイプ)があり、この原型が、それぞれのグループに所属する人々の行動に大きな影響を与えている。

この集合的無意識という概念は、近年ユングにより提唱されたものであり、まだ、科学的検証がされたものとはいえないが、この後、1900年代に入り、ナポレオンヒル、マーフィー、ネヴィル・ゴダード、最近では、ロンダ・バーンなどの多くの体験による実証者が、この概念を、” 引き寄せの法則 “に代表されるよりよく生きる方法として人々に説いている。

参考記事:思考は現実になる

 

集合的無意識を活用してできること

意識が近い人が協力してくれる

モノを買うときに、理由は分からないけど、こっちの方が欲しいとか、何となくあの人は好きじゃないとかは、多くの場合、個人的無意識によるもので、具体的にはよく覚えてはいなくても、自分の経験したことが、記憶に残っていて、その記憶が良いものであれば、欲しくなったりするし、悪いものであれば好きじゃないとかになる。

でも、何時までにパーティに来てねと言われて、日本人だと大体の人がちょっと前に行くよう心掛けるけど、南米の人だと、言われた時間をほとんどの人が守らず、2、3時間平気で遅れてくる。これは、南米の人を批判してるわけではないので、差別とかと考えないでほしい。場合によっては、そのくらいラフな生き方も悪くない。

何が言いたいのかといえば、日本人という民族の集合的無意識の中には、規律が強くあり、南米の人たちの集合的無意識の中には、気楽に過ごす意識が強くあるということだ。

コミュニティに関しても同様で、野球チームには、野球チームに所属している人たちの集合的無意識があり、弁護士事務所の人たちには、弁護士事務所の人たちの集合的無意識がある。Jポップが好きな人たちにも、テクノポップの好きな人たちにも、アイドル好きにも、相撲好きにも、地球環境を考える人たちにも、戦争反対を唱える人たちにも、お金を人から奪うことばかり考えている人にも、人にとって良いものを提供することばかり考えている人にも、みんなそれぞれ集合的無意識があり、それぞれの集合的無意識につながる人たちは、潜在意識の深いところでつながっている。

だから、あなたが、何か強い思いをイメージし続けると、あなたの意識に近い集合的無意識の人たちが、ある時は、連絡をくれたり、無理な相談に乗ってくれたり、ふとしたきっかけで出会いがあったりして、良いものを提供してくれたり、あなたからお金を奪ったりする。

どのような人が協力してくれるか、邪魔してくるかは、すべてあなたの意識が、どのような思いを持つかにかかっているのだ。

 

意識が近いグループのアイディアを思いつく

集合的無意識がつながっている人たちの集合的無意識には、科学的にはまだ証明されてはいないが、3次元より上の次元に何らかのメモリーがありそこに、いろいろな情報が蓄えられている。

わかりやすい例でいえば、アリの集合的無意識のメモリーには、みんなで協力すると目的が達成しやすくなるという情報が入っていて、さらに、何匹かのアリが、橋を作るとみんなが渡れて便利だとか言う具体的な情報も入っていて、ほとんどのアリがそれをなんとなくわかっている。

だから、ありは、女王アリが、命令しているわけでもないのに、何匹かのアリが自分たちがつながり橋をつくり、ほかのアリたちは、あたりまえのように仲間が作ってくれた橋を渡っている。ハチが巣を攻撃されたときに、一部のハチが、相手を腹の下についている針で相手をさし、その針は相手に刺さり、自分の腹に穴が開き死んでしまうこれも同じようにハチの集合的無意識によるものだ。

人の場合は、アリやハチのように、決められたグループの中のアイディアや知恵だけではなく、自分の思いが近いグループに、自然に集合的無意識がつながり、そのグループのアイデイアや知恵が思いつくようになるのだ。その思いが、強ければ強いほど、純粋であればあるほど、グループ全体への愛が深ければ深いほど、そのグループのアイディアや知恵が降りてくるようになる。

 

すべての知恵をもつ宇宙意識ともつながれる

集合的無意識の一番すごいところは、時間空間を超えて、すべての知恵をそのメモリーに保管している宇宙意識とも、繋がれるということだ。地球上に、いや地球上だけではなく、宇宙のどこかに知的生命体があるのなら、そこで、行われた経験や、その結果得られた知恵などのすべてに、あなたの意識が接続可能ということだ。

すばらしい閃きをもつ芸術家、発明家、科学者、事業家などのほとんどの人は、音楽が天から降りてきたとか、お風呂に入りリラックスしていたらぱっとアイデイアを閃いたとか、夜を徹して夢中で頑張ったら突然天啓が降りてきたとかいうのは、すべて、宇宙意識と繋がった瞬間に、その時空間を超えた情報が宇宙意識のメモリーから降りてきたということなのだ。

 

集合的無意識を有効活用する方法

それでは、この素晴らしい集合的無意識の、それもとっておきの素晴らしい知恵のメモリーから、あなたの頭に、情報をダウンロードする方法をお教えしよう!

結論から言えば、

  • ヒーリング して
  • イメージング して
  • チューニング

をすれば、あなたは、宇宙意識から時空を超えた知恵を、必要な時にダウンロードできる体質になる。

ヒーリングとは

まず、あなたが繋がりたい集合的無意識の次元が高ければ高いほど、あなたの心が純粋で愛にあふれているものでないといけない。

お金を奪い合う意識のグループから、その知恵が欲しいなら簡単だ。その知恵を説明している情報商材をお金を出して買えば簡単に手に入る。そして、あなたもお金を奪い合う人の仲間入りをして、日々お金が手に入った、お金を取られたと一喜一憂することになる。

もし、人にとって良いものを提供することばかり考えている人たちのグループとか、宇宙意識と繋がりたいと考えるのであれば、あなたの心の中にある怒りだとか、恨みだとか、嫉みだとか、さらには、わだかまりとか心を濁らせているようなものをできるだけ優しくヒーリングにより癒し、純粋で愛ある状態にしていく必要がある。

こちらの記事で、ヒーリングの具体的な方法をご説明している。

参考記事:ヒーリングとは 】 近日中に公開予定

 

イメージングとは

あなたが望む集合的無意識と繋がるためには、あなたの思いをより具体的にはっきりとイメージとして描く必要がある。そのイメージが、明確であればあるほど、そのイメージに近い集合的無意識につながることができる。

音楽のグループであれば、そのメロディを、発明家のグループであれば、商品の詳細と用途を、事業家であれば、経営理念や事業プランを、よりはっきりと具体的にイメージすることがとても重要になる。イメージングとは、それらのイメージを、はっきりと、具体的に描くための方法であり、それは、努力すればするほどその力は高まってゆく。

こちらの記事で、イメージングの7つの方法を具体的にご説明している。

参考記事:イメージングとは 】 近日中に公開予定

 

チューニングとは

そして、最後に一番重要なテクニックをご紹介する。

あなたが繋がりたいと思う集合的無意識には、それぞれ波動があり、その波動がそれほど高くないものから、とても高いものまである。当然のことながら、あなたの望む集合的無意識は、悪いものではなく、良いものを望んでいらっしゃるだろうから、それなりの波動にしないと、その集合的無意識には繋がらない。

チューニングとは、私が提唱している概念であり、意味としては、それぞれの集合的無意識に波長を合わせるための方法だ。具体的には、呼吸法、リラックス法、各種瞑想法を融合して行うことで、高い周波数をもつ集合的無意識にあなたの意識を繋げてゆく。

こちらの記事で、チューニングの具体的な方法をご説明している。

参考記事:チューニングとは 】 近日中に公開予定